センター長挨拶

 東北大学キャリア支援センターは、2006年に設置された若い組織です。キャリア支援というと就職支援と見られがちですが、誤解というべきです。学生は、大学から職業への移行という節目があることで、大学で何を、なぜ学ぶのか、就職を通じてどのような価値を社会に生み出し、自分の人生をどう設計するかを考える機会を得ることになります。大学教育そのものがキャリア教育であるとか、キャリアとは生涯を通しての人間の生き方・表現である(E・シャイン)といわれるゆえんです。英米圏の教育マネジメントでは、授業の枠組みを超えて学生に豊かな経験を与えることの重要性が指摘されています。外国由来の教育論でなくとも、1963年の学徒厚生審議会答申や2000年の大学における学生生活の充実に関する調査研究会報告(「大学における学生生活の充実方策について (報告)」)は、人格形成に及ぼす正課外教育の重要性を指摘しました。キャリア支援は、学生相談、健康指導などの学生支援や、インターンシップ、産学連携などと協調し、狭い意味での知育に止まらず、学生の全人的発達を実現する重要な機能であり、キャリア支援センターは、教員・特任教員・職員が一体となり、教職協働によって多様なキャリア支援を展開しています。
 まず、学士課程から大学院博士課程まで、文系・理系を問わず総合的にキャリア支援を行っています。毎年3月の広報活動解禁に合わせた就職フェア、年間数十回に上るセミナー・ワークショップ、8名の相談員による相談活動を通じ、留学生を含めた多様な学生を支援しています。
 また、高度イノベーション博士人財育成ユニットを置き、異分野の院生が問題解決に取り組むPBL学習をはじめとする「イノベーション創発塾」を毎年開催し、社会人基礎力と課題解決力を身に着け、進路を切り開く機会を提供しています。
 さらに、正課教育として、教育社会学、キャリア・ガイダンス担当の教員が「ライフ・キャリアデザイン」「地域とビジネス」など6科目を全学教育として開講しています。
 これらの活動が実効性を持つためには、学生が在籍して学習する学部・研究科をはじめ、東北大学内外の各組織との連携が不可欠です。ぜひ、キャリア支援センターへのご支援とご協力をよろしくお願いします。

キャリア支援センター長
羽田貴史

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